毎年11月頃、シベリアから飛来した白鳥がいすみ市にやってくる。
この声が聞こえたら冬の合図。
そろそろ寒くなりそうだねとダンナと話し冬の支度が始まる。
家の近くを飛ぶなら、餌場も近いのではないかと車を走らせて15分。
田んぼの真ん中に真っ白な集団を発見した。こんなにいた。
顔を泥の中に突っ込んで餌を探したり、ケンカをしたり、
毛づくろいしたり、グヮグヮおしゃべりをしたり、
皆思い思い憩いの場として皆楽しんでいるようだ。
群れは大体5羽から15羽ほどに分かれており、
1つの家族で構成されているといわれている。
たまに灰色の子供の姿も見える。
白鳥の家族の絆はとても深く、
ツガイはどちらかが死ぬまでずっと一緒に過ごすそうだ。
飛んでいる時も白鳥はとにかくよく鳴いていて、だれかの声に誰かが答え、
更に誰かが返事をしているようにも聞こえる。
家族が迷わないよう、
そしてお互いを励まし合いながら飛んでいるのかもしれない。
立春が過ぎ、少しずつ昼間の太陽の光が暖かくなってた。
3月上旬頃から白鳥がシベリアに帰っていく時期。
山の開墾で自然の中にいると、時計やカレンダーがなくても
時の流れを感じることができるのがとても新鮮だ。
こうやって人は自然とともに生きてきたんだろうなと深く感じる。
今年の冬もまた元気な姿で冬を教えにきてほしい。
BS朝日「旅する鈴木-夫婦で世界一周」
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