こんにちは、旅する鈴木のヨメ聡子です。
今、「地域活性化」「地方創生」と日本中言われていますが、
オリーブを街づくりのために育てている場所があると聞き、
さっそく訪れてみました。
場所は群馬県邑楽郡板倉町。
高速に乗り都内から車で1時間半ほどの便利なところにあります。
利根川と渡良瀬川の豊かな水に恵まれ、平らで広大な景色が続いている。
目指すは板倉ニュータウン内にある「ふれあい広場」。
今日は、この公園に植えてあるオリーブの木の収穫祭です。
道を挟んで立派なオリーブの木が何十本も植えられています。
ここは公園なのですが、地元の方々が
もっと板倉町を活性化して盛り上げたいという思いからこの場所をかり、
まちづくりの一環としてオリーブを植えたようです。
行政主導ではなく、
そこに住む方が主体になってまちづくりをしようという活動っていいですね。
まずは、ガーデニングカウンセラーであり、
私達のオリーブの師匠でもある岡井路子先生と
小倉園さんのお話から始まります。
小倉園さんは板倉町で観葉植物とオリーブの生産を行う生産農家さん。
ここのオリーブの木は小倉園さんが全て寄付されています。
オリーブ業界でも有名で、私達も元々本やネットで知っており、
いつかオリーブのお話を聞いてみたいと思っていたので
今回夢が叶い嬉しい限りです。
岡井先生にオリーブの勉強になると
この収穫祭に誘っていただいたおかげです。
いつもありがとうございます!
お楽しみの収穫です。
私たち二人はダンナの背丈の倍くらいある大きな木を担当です。
収穫はベランダオリーブでも経験済みなので余裕かと思い、
いつも通り一粒一粒丁寧にとっていたら全然終わらない。
どうやら大きな木になると実の数が違うようで、
一回で5、6粒ザザザッと大胆にもぐのがコツらしい。
さすがオリーブを常に触っているダンナ、手馴れています。
先生からお借りした、オリーブの枝で編んだカゴ。かわいい。
30分でこれだけ採れました!
袋いっぱいのオリーブ。それでもまだ実は残ってる。
キラッキラの宝石のようでいつまでも手を入れて実の感触を楽しむ。
オリーブの試食もできました。
全て違う種類のオリーブ。
左の列は塩漬けで、右の列は甘い蜂蜜漬け。全部味が違って美味しい。
その中で、ダンナはアルべキーナの塩漬けが好きとのこと。
小粒ですがしっとりとして風味豊か。
私はカヨンヌの塩漬けが好きでした。
大粒は苦味が少ないようで、上品な香りとスッキリとした味。
ハチミツ漬けとオイルの試飲
オリーブオイルはなぜこんなに美味しいか小倉園さんに聞いたところ、
「オイルの中で、オリーブだけが“タネ”ではなく“実”から採っている。
果実の中にオイルがある唯一のもの。
だから美味しいし、身体にもいい。」とのこと。
美味しいには理由があったんですね。
そして私の中でヒットなのが「オリーブの葉のお茶」
葉っぱをポットにいれて熱湯を注ぎ3分蒸らすだけ。
スッキリとした後にほんのり苦味がくるのがクセになるお味。
実はオイルよりも栄養があるようです。
オリーブはまさに見てそだててよし食べてよしで捨てるところがない。
オリーブがお家にある方にはオススメです。
終わってからはお食事会。
地元の方々が作ってくださったおにぎりや豚汁など
様々なものを頂きました。
最後は皆で採った実を分けてお持ち帰りできます。
こんなに採れました。
これで大体20キロ位だそうです。
私達もお土産で頂きました。
早速緑色の実は水で、紫色の実は塩でアク抜き中です。
今日食べた試食のような美味しいオリーブ漬けを目指します。
この会を開催している方々も、参加している方々も、とにかく活気があり、
部外者の私たちでも非常に多くのことを楽しく体験させてもらえました。
1人ではなく、地域の問題として多くの住民の方が集まり、
この町がより良いところになるようにという
強い思いがあるからかなと感じます。
これからは、こんな住民が主体となって
行政を動かすなのかもしれませんね。
また来年も訪れてみたいです。
BS朝日「旅する鈴木-夫婦で世界一周」
番組詳細はこちら
https://www.bs-asahi.co.jp/traveling_suzuki/