vol.20 2018/11/17
「移動」旅の醍醐味。

今回は旅の「移動」です。
移動こそ旅の醍醐味。
今回は、いいも悪いもひっくるめ印象に残ったものをご紹介します。

旅最長28時間バス(ブラジル)

ブラジルの白い砂漠を見た後、飛行機にのるためにバヘリーニャスという街からレシフェへ行くためのバス。
バスは、3列シートで足置きもあればクーラーも効いている、豪華バス。
24時間と言われていたのが遅れて28時間へ。
さすがに1日以上乗っていると豪華バスでも腰とお尻が痛くてぐったり。
ブラジルはでっかいですね。こんなに乗ったのに、地図だとちょこっとしか移動してない。
日本だと北海道から九州まで行ける乗車時間なのに。

窓からは、ビーチやらかわいい街やらが通り過ぎていく。ブラジルはゆっくり移動する方が楽しそうな国でした。

アンデスの生活かい間見える(ペルー)

ダンナ一押しの移動。
ナスカからクスコへ向かう時のバス。標高3000m級のアンデス山脈を越える移動です。
見えるものはいくつものつらなる山々。少し霞かかっているけど、高所独特のシャキッとした新鮮な空気感が漂っている。
写真は、ランチ休憩をしたレストラン兼民家の裏。
ほっぺを真っ赤にさせた子供達がきゃっきゃたくさん遊んでた。
この時点で標高3000mなので高山病が出る人もいます。
さすが住んでいる子供達はとても元気。
こちらに気づいても特にはなしかけてくるわけではなく、大きな目でじーっとみるだけ。
厳しい自然の中で暮らす凛々しさが子供からも感じられました。
ランチにでた蒸しジャガイモ。ただ蒸してあるだけなのに、ガツンとくるイモの濃厚な味がすごい。
衝撃的な忘れられない味。美味しかったー。

エベレストを登る為の第一難関、最恐飛行機(ネパール)

エベレストトレッキングをする為に、ネパールの首都カトマンズからルクラへ向かう為の飛行機。
山に囲まれた場所な為、気流が乱れひじょーーに飛行機が揺れることで有名。
パイロットは通常の飛行機運転免許に加え、ルクラへ向かう専用の飛行免許を取らないと操縦はできない。
噂通りすごい。すごい。すごい飛行機がすべる。
「氷の上を飛行機がはしってるのかなー?」と思うくらいつるっつる横滑りする。氷の上を車が走っているような感覚。
かと思えば、突然のフリーフォーーーール。
半分失神してました。
どうやらこれは私だけで、飛行機好きのダンナはへっちゃら。
「なにしてるの!朝日に当たったヒマラヤ山脈すっごくきれいだよ!」とわたしそっちのけで一人興奮していた。
意識が朦朧とする中見たヒマラヤ山脈は確かにオレンジの靄に包まれてそれはそれは綺麗でした。
写真は地上に降りてやりきった極上の笑顔で泣いているところ。
足はガクガク生まれたての小鹿状態です。

湖の難破船(マラウィ)

ラウィの湖の中に浮かぶチヅムル島へ。
ンカタベイの街から小型船に乗っていくのですが、その船が一見どうみても難破船。
一階は真っ暗な中、おばちゃん達がぎっしりいて、
2階に行くと穴の空いた天井の下、傘をさして欧米人観光客がぐったりしていた。
ニワトリ、犬、野菜、洗濯物、おばちゃんおじちゃん、子供。。。カオスです。
けど、ちょっとノアの箱舟感もあって嫌いになれないわくっとする乗りモノ。
チヅムル島でおりるって言ったら、
島民の人が「Welcome!」って満遍の笑みで迎えてくれた
心あたたまる島でした。

最後は、二人揃って一番印象に残った移動。
ジンバブエの夜行列車(ジンバブエ)

ジンバブエのビクトリアフォールズからブラワヨまで12時間。
車体は相当古いけど、2段ベットの立派な個室で、移動しながら横になって眠れることが何よりも嬉しかったです。
ガタンゴトンと鈍行電車くらいのゆっくりしたスピードでのんびり走りだす。
窓の外は月明かりが照らすサバンナ。窓を開けると夜風がひんやりして心地良い。
「これ、かなり興奮するやつだね。旅してる感すごいね!」と二人大盛り上がり。

朝は食堂車でコーヒーを飲みながらおばちゃんと
「どこからきたの」「二人旅なの?」と何気ない会話をする。
「この列車の旅本当に楽しい!」というとおばちゃん嬉しそうに私を抱きしめてくれた。
旅は出会い。移動も出会い。
怖かったり怒ったりすることもあるけど、
やっぱり地元の人たちが使うローカル移動手段に乗ると素敵なことに沢山出会えます。

それでは、次回はどんな旅記事になるかお楽しみに。

旅する鈴木

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