こんにちは!
今回はアフリカ大陸を抜けて、
エベレストは言わずと知れた世界最高峰の山。
このエベレストを近くで見るには、
エベレストの頂を目指す人たちの拠点となる
往復約2週間。
ここの街道沿いにはいくつもの集落があり、
それらの集落にあるルッジを利用して
高山病にさえ気を付けていれば
ダンナは日本でも山に登っていたプチ山男なのですが、
こんな初心者が真冬のエベレスト街道を
2017年の元旦の早朝。
今年の初日の出は飛行機の中から。
またこれが、ほんの30分のフライトなのですが、
横揺れするわフリーフォールするわで、
ルクラ(標高2840m)。テンジン・ヒラリー空港。
登る前からボロボロで、
ひやっと冷たい空気が、
私の心はコロッと手のひらを返したように
すぐに登りたいところですが、
山の街なのですぐ見つかると思ったら、
どうしても見つけなくてはいけないので、
それがこちら、ガイドポーターのカルマ。
ガイドポーターとは山の案内(ガイド)をしながら、
一見いかつく見えるカルマですが、
彼のおかげでトレッキングは成功しました。
ここから15日間のエベレスト街道トレッキングの始まりです。
エベレスト街道は日本の山歩きとはちょっと違い、
おばちゃんが山の水で洗濯してたり、
この地方に住む山岳民族「シェルパ」の人たちの
生活道だからキレイに道が作ってあって歩きやすい。
男の人たちはこんな大荷物を持って
この地方は車が通ることができないので
一回100kgなんて荷物を運ぶ人もいる。
シェルパの人は高所に強く、寒さに強く、
日に焼けた茶色の肌がカッコよく
そんな彼らは熱心なチベット仏教徒。
マニ車を回すと願いが叶うとカルマが言うので、
カルマもシェルパの人。
けれど主張をしすぎず。けれどひたむきに。黙々と。
この熱心な姿勢が山で生きる彼らの
この巨大な山に囲まれた中でそれらは妙にしっくりきて、
この人たちが信じている神様はここにいるんじゃないかと
シェルパ以外に荷物を運ぶのが、
特に毛がもしゃもしゃでつぶらな瞳のヤクは
そしてこのヤクのフンは暖炉の燃料としても使われています。
これが臭いもなく、炭のようにじっくりよく燃える。
荷物運ぶし、ミルク出るし、
ヤク山生活には欠かせない超万能な生き物。ヤクすごい。
2日目。霧に包まれたナムチェバザール(標高3440m)に到着。
富士山8合目と同じ高さなのに
ここは様々な方面の民族や
オフシーズンでも人もヤクも多く賑やかだった。
私たちがよく食べていたのはネパールの料理「ダルバート」。
豆のスープにカレーと野菜の煮込み。うまうまです。
ご飯とスープがお代わり自由なので、
宿はリビングに暖炉が一つあるだけなので
寝るまで暖炉であたたまり、
寒さを我慢しすぎると高山病になるので
4日目。高度順応がうまくいき二人とも身体は絶好調。
モクモクと歩いてたら、
いつの間にか見えてたこれが初のエベレスト!
小さくてよくわからないのですが、
まだまだまだ遠い。
この辺りまではネパールらしい生活を垣間見ながら
初心者のわたしでも無理なく歩けました。
次回は人も酸素も少なくなる4000m以降の話。
お楽しみに。