vol.7 2015/12/23
冬の南ドイツでロマンチックな年の暮れ

のどかな田園風景の山の上に、威風堂々とそびえ立っている城。
南ドイツは絵画のような美しさに目を奪われます。

モロッコからスペインに入り、ポルトガル、フランス、オランダへ。
オランダの首都アムステルダムからバスで12時間。ドイツの南側にある街シュトゥットガルトに到着しました。
今年は日本同様ドイツも暖冬で、昼間は暖かいです。

せっかく到着したのですが、シュトゥットガルトの街はスルーして、レンタカーを借り山へ向かいます。
冬は空気が澄んでいるので、いつも以上に景色をキレイに見せてくれるはず。と考えロケーション探し。
南ドイツ最高の景色を目指し出発です。

向かった先は、シュトゥットガルトから南へ車で2時間弱。
ここはドイツ3大名城の一つホーヘンツォレルン城。
11世紀にホーヘンツォレルン家が建て、その後廃墟になっていたところを19世紀に末裔が再建したものです。
甘いファンタジーなお城というより、ゲームに出てくる謎を秘めたお城の雰囲気。ワクワクします。

場内はツアーに参加すると見ることができます。
更に、ここには教会もあり、予約をすれば一般の人もウエディングを行えます。
ヨーロッパのお城でウェディング!なんてステキな響き!
教会はステンドグラスがキラキラ光を放ち、厳粛な雰囲気があります。
こんな中で結婚式ができたらと思うと。。。うっとり。
指輪だけでも結婚式気分を味わせてもらおうとパチリ。

さて、近くで見るお城もいいですが、隣の山から城が一望できるサイコーな場所があります。
この日の夕日は、雲が晴れ、目がくらむほどの強い、金色と真っ赤が混ざった色で染まりました。

はあー、ヨーロッパの景色は本当にホレボレ。
私たち以外の観光客も、この夕日にはシャッターが鳴りっぱなしでした。

さて次の日の山の朝。寒い。朝は寒く空気が冷たいです。
と思ったら、霜が降りてた。

霜が降りると、どんな植物も芸術品。ステキ。
夜が明ける頃の頂上。

キーンと冷えた空気。乳白色を全体に混ぜた、どこか夢の世界に入っているような、どこか現実味のない色。
ヨーロッパ独特と思われるこの不思議な世界は二人共大のお気に入り。
寒さなど吹き飛び、全てが無くなるまでずっと見ていました。

その後はちょっとドライブ。南ドイツは道を走るだけでも景色がいい。
南へ1時間ほど走ったシグマリンゲンという街で、偶然でっかいお城を発見!迫力あるある!!

こちらノラ白鳥。なんて優雅な川なんでしょう。
ドナウ川の横の崖にそびえ立つ、シグマリンゲン城。
ここもさっきまでいたホーヘンシュタイン家のお城でした。

お城の城下町はカラフルな三角屋根に、木組みの家たち。
ドイツらしく絵本の中にありそうな家たちがズラズラリ。
可愛くて可愛くて、シャッター下りっぱなしです。
いやいや、本当に南ドイツは見所だらけでサイコーです。

山と城をたっぷり堪能した後、やっとシュトゥットガルトに帰ってきました。
すると、街をあげてのクリスマスマーケットが大開催中。

どうやら、シュトゥットガルトはドイツの三代クリスマスマーケットの一つで、
300年以上も続く歴史ある市だそうです。
280軒以上の屋台が街を彩る様子は圧巻!

屋台ではクッキー、木製のモビール、オーナメントなど。
クリスマスグッズが所狭しと並んでいますが、
その中でもひときわ人気なのが、ワイン屋。
人が混み合っているので、どこにお店があるかすぐにわかります。
皆が飲んでいるのはグリューワイン(スパイス入りホットワイン)

夜は寒いので、ワインが体にしみておいしい。体はぽかぽか。
砂糖が入っているので、ジュース感覚で飲めてしまいます。

この可愛いカップは返却すればデポジットが戻ってきますが、
お土産に持ち帰ってもOKです。

今回は冬の南ドイツを体験しましたが、夏とは違う神聖な雰囲気が、
街にも、自然にもモリモリありました。
夏も開放的でいいのですが、冬は人も少なく、イベントも沢山あるので、
寒さ対策さえすれば、思いっきり楽しむことができるオススメの季節でした。

今年も残す所あとわずか。
今年の1月からブログを始めてもうすぐ一年。
見にきてくださっている皆様、拙い文章を見守ってくださり、いつも本当にありがとうございます。
また、来年も張り切って旅を続けていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
来年もステキな一年になりますように。良いお年を。

旅する鈴木

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