モロッコに来てすぐ、
毎日食べていたら、腸の調子がよく、
その日からアルガンの万能っぷりに夢中な毎日です。
アルガンオイルはアルガンの木からできており、
アンチエイジングに大切なビタミンEなどが豊富で、
「モロッコの宝石」と呼ばれ
モロッコであればどこでも手に入るのですが、
製造過程も興味があったので、
マラケシュからバスやタクシーに乗って南へ12時間。
ティズギーという村に到着です。
かすむほど遠くまで見える山々に囲まれ、
電気はあるけど水道がなく、
何か作るには近くの水場へ水を汲みに行き、
昔ながらの生活が色濃く残っている素朴な所です。
辺り一帯アルガンの木だらけなので、大興奮な私。
さて、アルガン作りは女性が中心な仕事。
それも毎日行っているわけではなく、
毎日予定が決まっていて、それを村の女性皆で行います。
収穫後、実を剥きやすいよう家の屋上で干している所。
アルガンの実の収穫は、夏の限られた時期だけです。
更にこれだけあってもオイルは3ℓほどしかとれず、
実を剥くとドングリのような種が出てきます。
それを今度は石で割る。とにかく叩く、叩く、叩く!
これがむずかしく、中々割れない!
何度も指を叩いしまい、
「頑張りなさい!こうやるのよ!」と
殻を割ると真っ白な核がでてきました!
つぎにこの核を炒り、臼で挽きます。
ゴリゴリゴリ。石が重くてこれは大変。
何人もの人と交代しながら引いていくと、
手が空いた人たちは、
最後、熱しながら少しずつ水を混ぜていきます。
温度と水の量が大切なので
すると、実と油が分離してきます。
出来立ては更に臭みが一切なく、
これにパンをつけて食べたら
アルガンオイル体験に来て、
美味しく、身体にいいなら言うことなしです。
余ったアルガンの実はヤギの餌になり、
また、アルガンオイルは食用とコスメ用で
次回はコスメの作り方を習いに来ようと、
まだ続くモロッコの旅お楽しみに。