vol.44 2020/12/28
宝石のようなオリーブオイルづくり

旅する鈴木 vol.44 宝石のようなオリーブオイルづくり

2020年やり残していたことがある。
ベランダのオリーブの実で「オリーブオイル作り」をすることだ。
オイル作りは手間がかかるし採れる量も少ないから大変だけど
味は格別に美味しいらしい。
去年は実の収穫が少なかった為できなかったので
今年こそオイルを作ることを夢見ていた。

1回目のオリーブの実収穫から早二ヶ月。
風に煽られ、鳥達に食べられ5分の1ほどに減ってしまった実。
けれど残った実は真っ黒で指で触るとフニッと柔らかく、
オイルを作るにはちょうど良さそうだ。
収穫できた実の量は300g。
水できれいに洗い、2枚に重ねたジップロックに入れる。

膝の上でオリーブを温めながら30分~1時間ほどひたすら揉みましょう
と本に書かれているのでダンナと5分交代で揉みまくる。

が、30分経っても50分経っても
ただの黒い潰れた実があるだけで全く変わらず。
「収穫が遅かったのかな。。。」
「実の状態が良くなかったのかも。。。」
と2人して「失敗」の二文字が頭の中をチラつく。
不安でいっぱいながらも、とにかく揉んでみた。

すると、1時間以上経った時、急に油がじわりと滲み出てきた。
フワリとオリーブオイルの香りも漂ってくる。
「これ!これオイルだよ!」と2人して大はしゃぎ。
さっきまでの不安は吹き飛び、さらに熱心に揉みまくる。
どこかの体験談で「めげずに揉み続けましょう」
と書かれていた言葉は正しかった。

1時間半揉んでオイルがだいぶ出てきたので、
次は不純物を濾していく。
ペットボトルを上下半分に切り、
上の部分をひっくり返しコーヒーフィルターのような形にする。
キッチンペーパーをフィルターがわりにして潰した実を入れる。
すると、一滴づつ、ぽとり、ぽとり、オイルが下に落ちていく。
オリーブの木が1年間じっくり貯めた凝縮オイルが、
丁寧に丁寧に落ちていく。

2年越しの夢の雫が落ちていて心躍るわたしたち。
うっとり見つめてたら1時間過ぎていた。
けれど濾すのはまだまだ時間が掛かる。
半日は必要なので、ひとまず寝て次の日の朝まで待つことにした。

朝日と共に目覚めみて見ると、、、たくさん溜まってる!!!!
下の黒いものは不純物や水。上の黄金色がオイル。
嬉しくてダンナを叩き起こす。

ウワズミをスプーンでそーっと別の容器に取り出せば、できあがり。
上の写真のガラスポットは45mlなので、40ml弱のオイルがとれた。
まさに黄金の輝き。
嬉しくて何度も何度も太陽にかざしたり、ニヤニヤ眺める。

朝食用のパンにつけて食べてみることにした。
肝心なお味だけど、格別に美味しい。とってもおいしい。
スペインで食べた高級オリーブオイルより
もっともっと美味しく感じる。

柔らかい草の香りがふわっと鼻を抜けていく。
オイル特有のベタつきは一切なく、
食べ終わっても口の中がサラサラして良い香りが上品に残る。
夜はオイルで肉を焼いて見たが、やっぱりいつもと肉の味が違う。
一味美味しかった。
これが採れたて、作りたてのオイルの力。
オイルでこんなに違いがあるのかと2人して目を見開く。

私達のオリーブの師匠、岡井路子先生が
「良いものの味を知っておくと、
それが今後の基準になるから大切なことだよ。」
と言っていたことに深く頷く。

二人のリング


旅する鈴木

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https://www.bs-asahi.co.jp/traveling_suzuki/

 


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