真っ青なエーゲ海が広がり、一年のうち300日晴れというだけあって、
カラッとした気候で、思わず深呼吸したくなるほど心地よいところです。
トルコの第3の都市。大きなビルもあるけど、少し歩けば自然が沢山あり静かな場所に出ます。
海岸から中規模のバザールを抜けるといきなりローマ時代の遺跡アゴラが現れたり、
丘の上に少しだけ残る城壁から街が一望できたりと見所もそれなりにあるが、
この街には観光で来るというよりも、
ちょっと住んでみたいと思える何かがあります。
そんな街で、私たちの「世界の美味しい料理」トップ3に入る料理と出会いました。
イズミールの郷土料理「ミディエドルマス」
スパイスと一緒に炊き込んだご飯をムール貝に詰めて蒸したものです。
夏はそれを冷たく冷やして食べるとのこと。
食べ方は、一方の貝の蓋をスプーンにしてご飯をすくい、パクッと一口で食べます。(下記写真はスプーン使用)
これが、おいしい。
大声で叫びながら走りたくなるほどおいしい。
開けて、すくって、食べて、笑う。これがワンセット。
ピラフの味とムール貝の完全なハーモニー。そこに備え付けのレモン汁が効く。
私たちは家に持ち帰り、お酒でもう一度蒸し直し、醤油をひとかけ加えてみた。
これが、さらに美味しくなった。
魚貝好きのダンナは、それこそワンコソバのように次から次へとパクパク食べていました。
夕方になるとミディエのお店や屋台が開きます。
私たちが通ったミディエドルマス専門店です。
持ち帰りだけではなく、その場で食べることもできるお手軽さがまたいい。
1kg20リラ=約370円(2019年7月)。なんともお値打ちなお値段です。
魚介がこんな値段で売られていて、味もお寿司に似ているので日本人好み。
開店時山盛りあったのに、数時間でごっそりなくなります。
イズミールの人たちも大好きなミディエドルマス。
旅行に行った際には、一口パクッと試してみてください。