トークショー
3/28にAURORA GRANブライダルコレクションの
50人定員の予定が飛び入りのお客様も加わり
ご来場頂いたお客様、誠にありがとうございました。
そして、急遽座席を増やして頂いたH.I.S.の
今回の旅するリングですが、当日のイベントレポートとして、AURORA GRAN staffゲンキが書いております。
二人共、旅のパワーで雰囲気が変わりました。
聡子さんはなんだか優しい印象に。
陵生さんは頼れる旦那いぶし銀に。
旅の軌跡はこんな感じ。
最初の旅はメキシコから始まり、南下するルート(茶色)。
ちなみに48で訪れているイースター島は
雑誌Coyoteの取材で冒頭に出てくる火山口の撮影地。
そこからヨーロッパを周り、帰国を経て、再び旅へ。
旅先で長期滞在する事も多い旅鈴。
1番長かったのがモロッコ。2番がチズムル島。3番目がタイ。
2番目のチズムル島は、モザンビークのマラウィ湖に浮かぶ
たしか、僕らがBRIDAL COLLECTIONを始めようとしていた時、
“旅する映像 495日目 綺麗ででっかい洗濯場”を見ながら
「なんか面白そう」とこの時に彼らに声をかけた
僕らの知らないアフリカ大陸の小さな島で原始的な生活をしていた旅鈴がやたら魅力的にみえたのだ。
僕らを後押ししたきっかけの島である。ありがとチズムル島。
ちなみに旅鈴の『ベストオブ旅飯』にモザンビークのロブスターが出てくる。
二人のテンションから、わかる激ウマ感。
おかげさまで、僕の頭の中はエビ。エビ食いたいエビ食いたいエビ食いたい。
近所のスーパーの車海老は1500円もしたので、ネパール産むき海老で我慢した。
現地ではロブススターが一尾200円。
動画に出てくる地元漁師が持ってくるらしい。
異国の押し売りは怖いが、これは大歓迎。喜んでカモになりたい。
他にはこんな食事も
食事はやっぱり旅の醍醐味。
写真はネパールカトマンズで撮影された物。
ヤギの丸焼き。ツノ見えます?
ヤギは結構美味らしい。
陵生:イスラム圏なんかに行くと、豚は食べないので、ヤギ肉って結構多いんです。
トリ肉は見ない国ないですね。
トリ肉と言っても種類は豊富。
エジブトでのトリ料理。
聡子さんが食べてるのは鳩。
そう。あのハト。
見慣れない食事でも、臆さず食べちゃう派の聡子さんと対照的に、
慎重にって言うか、実は無理なタイプ。
ちなみに“旅鈴”の食事情は基本は自炊。
やっぱり、旅慣れた二人でも、遺伝子に刷り込まれた日本食の味。
味噌汁のみたい。しょうゆ味のもの食べたい。
ホームシックはなかったものの、日本食シックはあるようで、
それらの食品や日用品は聡子さんの担当らしく、総重量27kg。
ちなみに彼らの荷物に『米500g』がある。
常に食べる物かと思えば、実は非常食。
現地の物が食べれない時や、病気した時はお粥にするらしい。
なるほど、長期の旅行の際は必須かもしれない。
もちろん食品以外にも、それらを料理する料理用品や、
薬、歯ブラシやら。まさしく移動する家。
司会の「大変じゃない?」の質問に本人はケロッと「慣れました!」と。
恐るべしヨガマスター
あとは女性ならではの美容品に関して。
聡子:重い化粧品は持てないので、顔と体の日焼け止め。
で、海外って化粧水がないんですよ。
アジアはあるんですけど。
他の国ってほとんどクリームだけで。
だから化粧水は持って行った方がいいですよ。
嫁が『家』なら旦那は『職場』。ほぼ機材。
自分も一眼とPCを持ち歩く事があるが、これが結構きついのである。
カメラ本体は実は軽い。重いのはレンズ。結構うざい重さ。
巨大なバックパックを背負いながらの撮影は相当な労力なはず。
よく旅の動画の陵生さんは息を切らしている。ゼェハァゼェハァ。
これが二人の旅中の全て。
右が聡子さんの中身で、左が陵生さんの中身。
色の違いがわかりやすい。機材は基本黒。
二人が荷造りの様子を収めたタイムラプスを紹介してくれた。
陵生:これだけの荷物があると、もうテトリスで、
間違えると入らないみたいな…
税関の時もいちいちやらされます。
ひどい時は出国時に出して、次の国の入国時も出します。何回かありました。
だから、荷物は本当に最小限をおすすめします。
本当に頭にきます。笑
司会:旅の移動に関してはどんな手段を取られてるんですか?
陵生:大陸を横断するので、基本は陸路が多いですね。
右はアフリカのバスです。これに乗って10時間とか。
定員なんて関係ないので、僕と向かい合わせで、
あと人数が集まらないと出発しないんですよ。
だから出発時間なんてない様な物で、半日出発しないとかも。
アフリカは結構こういった事が多いですね。
司会:そういえば、聡子さんって飛行が苦手って聞きましたが。
聡子:そうなんです。
でも乗らないと旅に出れないので、最初は震えながら乗ってたんですが。
でも慣れるもんなんです。
力を抜けばいいとか。ちょっとしたコツを。
陵生:でも3回くらい泣いてるのみました。笑
写真はネパールからヒマラヤ山脈のへ向かう時の飛行機が
風に揺られて、飛行機が横滑りするらしい。
旅するリングでも書いてくれている。本気泣き。
vol.20「移動」旅の醍醐味。でも紹介してるので、ご覧ください。笑
離陸直後の聡子さんは怯えてる。笑
「編集しろ!」と陵生さんに詰め寄ったのだろう。泣きのシーンは見事にカット。
確かに滑走路が短い。これは普通の人でも怖い。
飛行機のボロさと合間って、嫌な予感しかしないフライト。
他にもこんな映像。
陵生:エジプトから国境を超えてスーダンに入国するまで様子です。
アスワン・ハイ・ダムってダムなんですけど。
このダムが国境につながってて、ここを渡る船に乗るんですが、
で、この移動が10時間くらいですね。
随分あっさりと言ったが。
例えば、あなたの家から職場まで1時間だとして。
ドアtoドア の時間がずっとバスの中。
司会の辛くない?の質問に聡子さんは「慣れた」だそうだ。
それにしても、慣れで大体解決してるぞこの人。
女は強しとはまさにこの事。
慣れるコツは「心地よさのハードルを下げる」だそう…
ちなみに、バスの移動最長は36時間。
土曜8時に起床して。
日曜20:00に「明日から仕事か」ってなんて言ってた、その休日。
全部バス。
移動があれば目的地があって。
今まで泊まった宿を紹介してもらいました。
左上がポルトガルの世界遺産の街シンドラ。
左下はレソトでのテント泊。右下サハラ砂漠 ノマドのテント。
旅鈴のおすすめはホテルより、airbnbを駆使した民泊。
下手なホテルより、環境の整った宿を見つけらるそう。
暮らすように旅する彼らのスタイルには民泊はもってこい。
地域によってがホテルより探しやすく、
対個人とのやり取りなので、鍵をホイッと渡されるだけの時もあるらしく
ちなみに、サハラ砂漠のテントはツアーで宿泊での経験。
旅鈴BLOGより:ラクダに揺られてテントに到着。
タジン鍋が貴女を待っています。夕食を終えれば、
感動しきりに眠りについて覚めたら今度は美しい朝日。
暑くなる前にラクダにまたがり、街のホテルでシャワーと朝食。
一万円程からもあるそうなので、旅鈴一押し。
ただ、自力テント泊(撮影で)は過酷そのものらしく。
聡子:寒いを通り越して痛いし、穴という穴に砂が入ってきて、
ほんとに過酷で、とにかく帰りたいと…
だが、苦労の分、捉えた映像は素晴らしく。
陵生:これ満月だったんですけど、満月に照らされた砂漠って銀色なんですよ。
映像でも撮ったんですけど、伝わらないくらいで。
めちゃめちゃきれいで、柔らかい月光に反射する砂漠は銀色で、
僕らは無理して山の上に登ったんで辛かったんですが、
一晩外にいなければ楽しめるはずです。笑
司会:旅する鈴木といえば、タイムラプスですよね。
陵生:これがさっき紹介したサハラ砂漠での撮影の様子です。
例えば4秒間に1枚シャッターを切って、それを一晩行います。
ビデオって1秒間に30枚の静止画の連続なんですが、
タイムラプスの場合、120枚が1秒に凝縮されるんです。
タイムラプスのメリットっていうのが、
そのうえ、一枚一枚が写真なので、例えば夜空を撮っていて、
流れ星が2個いっぺんに出現したり、決定的な瞬間を逃さないんです。
この環境での撮影は忍耐力だけでなく、撮影の気遣いも大変だ。
粒子系はカメラの大敵。
レンズ交換の際はカメラを下に向けるのが鉄則ですが、
説明は省きますが、入っちゃいけない場所に砂が入ると。
撮る写真全てに砂の影が写ります。
あと寒さ。寒いとバッテリーの消耗が早いです。
三脚を立てるのも砂の上です、「あと10分で日の出」って時に砂が崩れたらやり直しです。
バッテリー交換の時も、蹴っちゃった時なんか…
各地でかなり苦労があるはずです。
司会:聡子さんはヨガで各地でされていますが、思い出の場所はありますか?
聡子:これは、チリのイースター島なんですけど。
もともと火山なんですが、まずこの島に行ったのが春のなんですね。
もうポカポカで。
イースター島って周囲2000km何もない孤島なんです。
ほんとに新鮮な風が流れてるです。
島の中でも一番高いところなんですが、
それぐらい心地いい場所だったんです。
旅をしてると、たまに本当いい場所ってみつける事ができまして、
そこをもっと味わいたいと思ってヨガをして、
ヨガをしてると、呼吸を整え、その場の空気を感じる事が出来るんですよ。
五感が冴えぎってくるので、普通で見るよりもより感じる事が
みなさまも、いい場所と巡り会えたら是非ヨガをやってみてください。
司会:ヨガをやってない人でも、呼吸を整える秘訣ってありますか?
聡子:絶景とか、素敵な場所を前にすると、自然と深呼吸をすると思います。
その深呼吸を少しだけ長く続けてださい。
それだけでも十分違います。
もう一つ、印象深いヨガの動画を紹介してくれた。
聡子:ボリビア、ウユニ塩湖です。天空の鏡と呼ばれています。
周り景色全部これなんですね。
下にも空があるし、周りも同じ景色なんです。
すごい不思議でした。
ちょっと、ふわふわした感じ。
まったく今までの感覚とは違う感じです。
司会:様々な環境で旅をして、時間を共にするお二人ですが、
夫婦の裏側も少し伺いたいなと。
常に旅を続けるこの8年の旅の生活でお二人の旅はどう変化していきましたか?
聡子:だんだん旅をする事が普通になってきまして。
本当に特別なものでは無く、日常になりました。
陵生:でも普通と感じる事は、いい事だと思っていて、
いろんな物を同じ目線でみれるようになりました。
旅っていうのが、特別な事じゃないって思えた方が、
司会:ホームシックとかはなかったんですか?
陵生:日常に感じてきたと思う要因が一つあって。
夫婦で旅していて、しかも自炊なんですよ。
別行動の日もあるんですけど、毎日ホテルに変えれば、
家はないけど、帰る場所はあって。
だから帰る場所って場所じゃなくて人なのかなって。
司会:今まで、移動、食事、宿とお話いただきましたが、
初競馬で大穴を当てた写真をテロップにするダンナ。
聡子:一番最初は500万円くらい貯金しました。
そこから色々揃えなきゃ行けないので、なんだかんだ
アメリカ大陸を巡って1年半程旅をしました。
日本に帰ってきて、また貯金をするんですが、
残った分は次の旅の事や日本での生活のお金になるので、
司会:そこからの日本の生活は不安にならなかったですか?
私だったらすごい不安。
聡子:こういう生活してると、海外にいる時はもちろん
そうすると、日本でもそんなにお金がなくても
お金が減って不安とか、贅沢できなく不満っていうのは私はなかったですね。
旦那どうですか?
陵生:僕はあの〜、持ってるお金は全部使っちゃうタイプなので。
もともと貯金がないのがデフォルトなんです。笑
競馬で買ったお金もダウン買いました。笑。
陵生:とにかく次の旅出たいから、頑張って稼ごうっていう風にしか
お客様、より保険はどうしているのかという質問に対して。
海外旅行保険に入っています。
僕たち長期なので、ちょっと特別なプランみたいなのを用意してくれて、
大体1ヶ月に1万五千円くらいです。
期間も不明なので1年更新です。
この保険の種類自体多くないので、保険代理店の人に相談して、
病院代もタダだし、荷物の窃盗も30万まで。
飛行機の遅延とかもまかなってくれます。
ちなみに。僕らは個人事業主なので、国保なんですが、
司会:現地での現金ってどうしてるんですか?
陵生:基本的にはクレジットカードとキャッシュカードですね。
道にポツンとあるATMはスキミングとかもあるので、
昔ってトラベラーズチェックを持って行ったんですけど、
今だと国際キャッシュカードっていうのがあって、UFJとかでもありますし。
それを持っているとVISAとかのマークが入っているところだと、
手数料とかレートとか、そんなに割高でもないので、それが手段として一つ。
で、もう一つはビザとマスターの普通のキャッシュカードの海外キャッシング。
実はこれがレートとしてはそっちの方が良くて、お得です。
だから、この二つがあるので、そんなに現金は持ち歩かないですね。
と、ここでお開きの時間。
あっという間の2時間だった.
このレポートでは書き切れない事も沢山ある。
4/6からの『旅する鈴木展』では、展示とトークショーも行っている。
これ以降は旅鈴はまた旅に出るので、最後のチャンスです。
以下でチケットは発売しているので、是非ご参加ください。