vol.6 2015/8/19
モロッコものづくりその2

モロッコに来てすぐ、食用アルガンオイルを頂きました。
毎日食べていたら、腸の調子がよく、身体がむくみにくくなっているのに気づき、
その日からアルガンの万能っぷりに夢中な毎日です。

アルガンオイルはアルガンの木からできており、世界でもモロッコ南西部にしか生育していない非常に希少なオイルです。
アンチエイジングに大切なビタミンEなどが豊富で、免疫力を高め、お肌の老化防止になる為
「モロッコの宝石」と呼ばれ遥か昔からモロッコで愛されている万能オイルです。

モロッコであればどこでも手に入るのですが、
製造過程も興味があったので、アルガンオイル作りが体験できる生産地へ行ってきました。
マラケシュからバスやタクシーに乗って南へ12時間。
ティズギーという村に到着です。

かすむほど遠くまで見える山々に囲まれ、静けさの中、ヤギとロバの声だけがかすかに聞こえます。
電気はあるけど水道がなく、携帯電波もたまに繋がるくらい。
何か作るには近くの水場へ水を汲みに行き、カマドに火を起こし、お湯を沸かし、パンを焼き、バターを作り。
昔ながらの生活が色濃く残っている素朴な所です。本当に本当に気持ちがいい。

辺り一帯アルガンの木だらけなので、大興奮な私。

さて、アルガン作りは女性が中心な仕事。
それも毎日行っているわけではなく、今日はアルガン収穫日、明日はアーモンド収穫日など、
毎日予定が決まっていて、それを村の女性皆で行います。
収穫後、実を剥きやすいよう家の屋上で干している所。

アルガンの実の収穫は、夏の限られた時期だけです。
更にこれだけあってもオイルは3ℓほどしかとれず、改めて貴重なオイルなんだなと感じました。

実を剥くとドングリのような種が出てきます。
それを今度は石で割る。とにかく叩く、叩く、叩く!

これがむずかしく、中々割れない!
何度も指を叩いしまい、不器用を見かねたお母さんたちから、
「頑張りなさい!こうやるのよ!」と何度も励まされながら進みます。

殻を割ると真っ白な核がでてきました!これがオイルの元です。
つぎにこの核を炒り、臼で挽きます。

ゴリゴリゴリ。石が重くてこれは大変。
何人もの人と交代しながら引いていくと、そのうち茶色のどろっとした液が出てきます。
手が空いた人たちは、歌など歌いながらキャイキャイ小休憩。

最後、熱しながら少しずつ水を混ぜていきます。
温度と水の量が大切なのでここは熟練したおかあさんの出番です。

すると、実と油が分離してきます。そのオイルを瓶に詰めれば完成です!

出来立ては更に臭みが一切なく、ナッツの香りがぶわっと濃厚。
これにパンをつけて食べたら美味しくって、美味しくって!!!
アルガンオイル体験に来て、更に私のアルガン熱は上がりました。
美味しく、身体にいいなら言うことなしです。

余ったアルガンの実はヤギの餌になり、種はカマドの燃料になり、最後のカスは石鹸になり、エコ100%アルガンの実。
また、アルガンオイルは食用とコスメ用で作り方が違うらしいので、
次回はコスメの作り方を習いに来ようと、すでに計画ムフフ中なヨメです。

まだ続くモロッコの旅お楽しみに。

旅する鈴木

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